読書記録:日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy/厚切りジェイソン

この本はわたしが社会人2年目くらいで読んだ本です。その時はとても衝撃を受けたのですが、そこから数年たちジェイソン氏の考え方に深く共感できるようになりました。「そういう考え方もあるんだ~」から、「そうだよね、そういう考え方分かる~」と変化したんです。

 

日本のわびさびには味があっていいと思うし、大切にしたい日本の習慣、文化、考え方もいっぱいあります。でもそうではないアップデートが必要な習慣も大いにあって、だとしたらそれはグローバルな視点をいれて改善することが必要になってきます。

 

ご本人も言っている通り、ジェイソン氏のことばが100%正しいわけではないと思います。(わたしは好きですけども)しかし日本に住んで日本の文化をもち、日本の教育を受け「日本的な」考え方をしているわたしたち日本人には目が覚めるような言葉が載っています。

 

未来をより良くするためには現状を変えていく必要があり、自分の思考だけに捉われず良い考え方や物の見方を取り入れることは、未来をより明るくしていく行動になっていきます。

 

正直に話すとわたしはこういう考え方の上司の下で働きたかったと思うこともありました。勿論仕事が続けられないほどしんどくなったことには、さまざまな原因があったのですが。そしてその原因たちをとやかく言いたくなることもありました。でも考え方を変えて、そういった原因をほぼ全部排除したからこそ今、楽しく健康に働けています。

 

そして今はわたしがこういう考え方の上司になればいいし、うまくいかなくても試行錯誤するのみ!と思えるようになりました。特にわたしは考え方が一般的ではないようで、「そういう考え方は変だ」と言われることも多々ありました。でもプロセスが違っても結果が出ればよいのではないでしょうか。なぜその人が決めた道だけが正しいのかが分からなくて、わたしが社会に不適合なのかと真剣に悩んだりもしました。伝え方もあるだろうし、やり方も色々とあるだろうから、わたしだけは自分のやり方を認めてあげようと思います。

 

(*言葉足らずで誤解を生むのが嫌なので追記しますが、これは自分勝手にやるという意味ではなく、自分自身を認めてあげるということだけです。決して自分のやり方を無理に通そうとか自分自身が正しいとかそんな意味ではないです。性格に合う合わないがあるし、方法もいくつかある中なのですから、答えが1通りになることはないはずです。そのなかでその1つの答えに当てはまらないからといって自分自身を否定することは、間違っていることです。)

 

この本は新しい考え方と、自分の凝り固まった見方を違う角度から見せてくれる本になっていると思います。

 

ネガティブな思考で自分の動ける範囲を狭めるのではなくて、ポジティブに考えて自分の願う方向に人生を広げていくことがわたしたちに必要なことではないでしょうか。

 

仕事関係のことで悩んでいる人がいたらぜひおすすめしたい1冊です。

 

本日も読んでくださりありがとうございました。