バイブル本は何?と聞かれたときに答えた。「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」/四角大輔

影響を受けた本はいくつか頭に浮かんだ。

その中でもこれは影響をうけたなあと強く思う本がある。それが四角大輔さんの「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」

 

わたしがこの本に出会ったのは2年前。衝撃だったのはいまの自分にはほとんどない概念がのっていたこと。わたしにとっての当たり前はほんとうに狭いのだと認識した瞬間だった。今では納得できることも多いし実践してることも多い。そして実践して成功(というかうまくいくというか)していくと納得できて「なるほど」と思うことが出来る。「なるほど」が増えていくと「あ、やっぱりそうよね」と思うことも増えてそれは確信へとつながっていく。

 

捨てるべきこと、と銘打っているように捨てよう、と四角さんが思っていることが50個載っている。そのなかでもわたしに突き刺さった言葉を紹介していく。

多数決依存を捨てる。

(中略)

ただ気を使うだけでは意味はない。新しいプロジェクトにつて、話し合いで、場にいる全員の希望を少しずつ採用していったらどうなるだろうか?

きっとみんなのニーズに合った昨日は一通り揃うだろう。しかし結果としてものすごくコストがかかってしまったり、とりたててすごいところがなに一つない、誰にも喜ばれない製品が生まれたりするだろう。

40 遠慮を捨てる。

(中略)

「みなさんのやり方を尊重します」と言えば聞こえがいいかもしれない。相手の気分が良くなることを言い続けることも簡単だ。しかし、まわりの意見に同調してばかりいたら、仕事はいつまでたっても自分のものとならない。

(中略)

どんなにつたない表現でもかまわない。真剣なら声をあげろ。

 

上記のことが心に刺さったということは、わたしが気にしていたことで「はっ」とさせられたということだ。そうだ、わたしは周りの人と協調するということに気をつけていた。そしてそれとともに過剰に意識しすぎていたことに気がつく。

 

全員に好かれるということは、いいことでもあるが裏返してみると誰の心にも響かない人かもしれない。そしてそれは本当にわたしが求めていたことなのか。何をするにおいても人を優先させてきたことがあるけれども、それは自分のエゴのためであるし、加えて自分のためになっていたのかといえば、クエスチョンマークをつけざるを得ない。

 

誰かに依存するのではなく、わたしの道はわたしが決める。

ここ2年で今までのわたしの中の当たり前は崩され、新しい世界があることを知り、新しい価値観を受け入れそれが自分の価値観になってきた。

 

そのスタートはこの本かもしれない。まわりを気にしすぎず、自分を信じて自分で決めて自分の人生を歩んでいく。そのようなフレーズは多くの歌や多くの本にあるだろう。でもわたしはこの本で四角さんの言葉で心にすとんと理解できたことがある。何に出会うかわからないこの広い世界で、この本に出会えてよかったと思う。

 

まだ読んでない方はぜひ手に取って読んでみてください。

本日も読んでくださりありがとうございました。